デマや似非科学に騙されない、統計学の話【その1】
こんにちは
leptiです。
さて、今回はデマや似非科学に騙されないためのお話をしたいと思います
私はよくTwitterをやっているのですが、個人的な感覚のツイートに対して、それを真実だと信じてしまう人、
他にも、科学的に全く根拠のない話を信じて、間違った情報を広めてしまう人が多いなあと感じるのです
極論を言えば何を信じるかなんて個人の自由です
しかし、間違った情報の拡散によって、
悪徳企業が稼ぐとかだけでなく、人の命が危険になることもありますよね
みなさんが、そういったことに知らないうちに加担してしまわないために、
統計学とかよく知らないよって人にも、統計学的な考え方を少しでも知ってもらえたらいいなと思ってこの記事を書いています
まずは統計学とは何か、科学的根拠とはどのように出来ているのか
ということを説明していきたいと思います
統計学は、簡単に言えば確率が高いかどうか、
偶然起こらない可能性がどれくらいなのか
を考えるものです
そして、科学はこの統計学の考えで全てを結論づけています
つまり、科学とは全て、ただの確率や可能性での話でしかないのです
なぜただの確率や可能性での話なんかを科学としてしてしまうのでしょうか?
そこには、私たちはこの世の全てについて調べることや知ることはできないという前提があります
たとえば、この世にある魚すべてを調べることはできないですよね
なんなら、まだ発見されてない魚もいるくらいです
それでも、地球上にはこれくらいの魚がいるだろうとか、日本の周辺にはこんくらいマグロがいるだろうとか、ウミガメの個体数はこれくらい減ってるだろうとか…
そういうことは一度は聞いたことあるんじゃないかと思います
それは魚やマグロ、ウミガメの一部を調べたことから、全体を予想してるからなんですね
その方法が統計学です
全体を一つ一つ調べることは不可能だから、一部から全体を予想するしかないんです
しかし、さっきも言ったように、統計学は確率や可能性の話なんですね
一部から全体を予想してるということは、100%正しいなんてことは絶対に言えないわけです
魚の例で言いましたが、人間も同じです
いくら科学的に証明された治療法であっても、全ての人間を調べたわけじゃないんですね
一部の人間を調べて、そこから、全ての人間を想定しているのです
つまり、全て統計学の手法で科学は考えられている以上、この世に100%正しいと言える科学的根拠というものはまず無いわけです
しかし、99%とか、98%の確率で正しいといえるものは、たくさんあります
正しいと言える可能性が限りなく高い、ということです
このようなものを、まぁまずこれで間違いがないだろうということで、「科学的根拠」とするわけですね
しかし、科学的根拠を信じない人の中には、「科学は100%正しいわけじゃないのだから、科学は正しくない!」と言ったりするんですね
でもよく考えて欲しいのです。あなたが信じていることは、その科学より正しい可能性が高いことなのですか?と
何事も100%正しいなんて言えないのですよね、
全てを調べることなんて不可能ですから、私たち人間には絶対にわかることがないのです
つまり、どの説?考え?を信じたとしても、それは絶対に100%正しいと言える理論ではないわけです
間違ってる可能性というのは、絶対にあります
その間違ってる可能性の大きさの問題なのです
科学的根拠というのは、大抵は今まで観測された中で、最も間違ってる可能性の低いものを科学的根拠にしています
それを差し置いて、それよりも間違ってる可能性が高いものや、十分に間違ってる可能性について検証されていない説を盲信するのは、合理的とは言えなくないですか?
ということが私の伝えたいことです
そしてここからは、間違ってる可能性が高いものや、十分に検証されていないものにはどんなものがあって、
それは科学的根拠とはどう違うのか、ということを話していきたいと思います
また、具体的にどんな情報がデマだったり似非科学の可能性が高いのか、という話も出来たらいいなと思っています
では今回はここまでで
最後まで読んでくださった人はありがとうございました!
そんなこと知ってるよって人もいたかもしれませんが、もし変えたほうがいいんじゃないかと思う部分があれば、コメントいただけると嬉しいです!
他にも記事の感想も知りたいなって思います
コメントお待ちしております!